ニュースリリース

CASOの親会社台湾CASwell,Inc.
台湾企業FiduciaEdge Technologies株式会社への投資のお知らせ


2023.6.22


株式会社CASOの親会社、台湾CASwell,Inc.は、台湾の企業であり、エッジコンピューティング向けデータ・プログラム保護ソリューションを提供するFiduciaEdge Technologies株式会社に投資したことをお知らせいたします。
彼らの主力製品であるFiduciaEdgeコンピューティングプラットフォーム(fECP)は、ユーザーデータやコンピュータープログラム(AIアルゴリズムやAIモデルを含む)を不正アクセスや改ざんから保護するソフトウェアベースのセキュリティソリューションです。FiduciaEdgeコンピューティングプラットフォームは、FiduciaEdgeの特許取得済みの信頼できる実行環境(TEE)技術に基づいてたT-REEで、個別のコンピューティングプロセスを厳密に分離することで、CPU/GPU/NPU/FPGAベースの混合コンピューティングプラットフォーム上で実行される重要なアプリケーションを保護するための安全なコンピューティング環境を分散エッジノード上に構築します。

FiduciaEdgeコンピューティングプラットフォーム(fECP)は、スマートファクトリー、スマートシティ、コネクテッドヘルスケアなどのさまざまなエッジコンピューティングアプリケーションで使用することができます。これらのアプリケーションでは、fECPはデータプライバシー保護法に準拠して顧客情報や金融データなどの機密性の高いユーザーデータを保護するのに役立ちます。また、AIプログラムやAIモデルなどのコンピュータープログラムの機密性と整合性を保護することも重要であり、それにも役立ちます。これらは、計算結果の正確性と専有ソフトウェアの機密性を保証する上で重要な役割を果たします。

■政府プロジェクトと成長する市場
CASwellからの投資に加えて、FiduciaEdgeは台湾の経済部からも支援を受けています。同社は2022年に価値2,000万米ドル(NT$60 million)の台湾産業イノベーションプラットフォーム(TIIP)プロジェクトを受賞しました。こうした資金援助は、FiduciaEdgeが製品の開発、販売およびマーケティング活動の拡大、顧客基盤の成長を進めるのに役立ちます。

FiduciaEdgeへの投資の一つの理由は、同社が成長する市場の需要に対応していることです。エッジコンピューティング市場は、2021年の33億ドルから2028年には391億ドルに拡大すると予想されています。同社には、実績のある経験豊富なエンジニアの強力なチームと、強力な製品があり、T-REEはユニークかつ革新的なセキュリティソリューションであり、エッジコンピューティング市場を変革する潜在力を持っています。総じて、FiduciaEdgeはエッジコンピューティング市場での成長を続けるために好位置にあります。

■オープンプラットフォームの優れた機能
FiduciaEdgeのエッジコンピューティングプラットフォームの利点とメリット:

  • セキュリティの向上
    fECPは、不正アクセスや改ざんからユーザーデータやコンピュータープログラム(AIアルゴリズムやAIモデルを含む)を保護するのに役立ちます。

  • パフォーマンスの向上
    fECPは、セキュリティに関連するタスクを複数のT-REEにオフロードすることで、エッジコンピューティングアプリケーションのパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

  • コスト削減
    fECPは、複数のエッジデバイスに動的にT-REEを展開することで、セキュリティ保護の拡張性とコスト効率を向上させるのに役立ちます。

さらに、FiduciaEdgeコンピューティングプラットフォームは高い相互運用性を持っており、KubernetesやPodmanなどのさまざまなクラウドネイティブおよびエッジコンピューティングシステムと統合することができます。プラットフォームは、DockerやOCI互換のソフトウェアコンテナや仮想マシンイメージを実行することができます。

FiduciaEdgeのエッジコンピューティングプラットフォームはこれからのクラウドネイティブな時代において、高い信頼性を実現でき、スケーラブルで相互運用性が高く、リモートからも必要に応じて展開可能で、さまざまなビジネスにとって良い選択肢となります。

FiduciaEdgeおよびそのソリューションの詳細については、fiduciaedge.comで確認できます。

以上