Peplink屋外向け防水アンテナ「ANTENNA MAX」をご紹介!

こんにちは!
今回は、Peplinkルーターの魅力を底上げする新製品についてご紹介いたします。
その名も「ANTENNA MAX」いったいどんな製品なのでしょうか?
ANTENNA MAXとは?
ANTENNA MAXは、Peplink社が提供する高性能なアンテナシリーズの1つで、Peplinkルーターと組み合わせて使用します。
Peplinkルーターは防水防塵非対応のため、これまで海上や屋外で使用する場合は延長ケーブル付き防水アンテナをご用意いただき、ルーター本体はケースや室内にしまっていただくなど、一工夫が必要でした。
このANTENNA MAXと組み合わせることで、屋外でも気兼ねなくPeplinkルーターを使用することができるようになり、アンテナを屋外に設置することでパフォーマンスの向上も期待されます。
▼スペック
防水等級 | IP67 |
動作温度/保存温度 | -40~80℃ |
筐体材質 | UV耐性ありのPC樹脂 |
塩害・耐候性 | MIL-STD 810F / ASTM 8117 UL 746C |
指向性 | 無指向性(直線偏波) |
使い方について
ANTENNA MAXの使い方について、実際に弊社で試した時の画像を使ってご紹介します。
今回使用したのは、船舶業界に人気の高いMAX BR1 Mini 5Gです。
ANTENNA MAXはドーム型の見た目をしており、中にPeplinkルーターを設置する構造になっています。ルーターとアンテナ内部はネジでしっかり固定することができます。
▼内部の様子

ルーター本体と、ANTENNA MAXから伸びているセルラーアンテナ用ケーブルを接続します。
この場合標準添付品のアンテナは使用しません。
▼cellularアンテナコネクタとの接続

アンテナコネクタは全て接続することが重要です。
アンテナの本数が足りないとパフォーマンスの低下に繋がるため、必要数しっかり取り付けましょう。
アンテナの重要性については、過去の記事にて紹介しています!
ケーブルを中に収容することで、ケーブルが破損したり、盗難されたりという被害を最小限に抑えられます。
電源用のACアダプターや、PoE受電※、他の機器と接続するためのLANケーブルは必要に応じて出すことも出来ます。
※PoEに対応していない機種もございます。
▼完成!

ANTENNA MAXは本体の他に、アクセサリーのラインナップもあります。
これらを組み合わせることで、お客様の利用用途に沿ったご提案が可能です。
- ウォールマウント金具(Wall Mount)と組み合わせて、飲食店のテラス席やイベント、仮設会場などでのご利用
- 底面用テープ(Surface Mount)を取り付けて、車載や移動体での運用
- ポールマウント金具(Pole Mount)と組み合わせて、船上や監視カメラとのご利用 など


機能検証
それでは実際の動作についても確認してみましょう。
今回はMAX BR1 Mini 5Gにsoftbank社のSIMを挿し、Peplink内部の速度測定ツールを用いて速度を計測しました。
下記図はANNTENA MAXと通常アンテナでそれぞれ3回ずつ計測を行い、各結果の平均値を出したグラフになります。

ご覧のように、通常のアンテナとほぼ同等、DLに関しては上回る結果が確認されました。
今回は屋内での検証ということもあり、5GとLTE-Aを行ったり来たりと安定しない部分もありましたが、ANTENNA MAXを用いて屋外で使用することで、より安定して5Gの周波数帯を掴めるようになり、パフォーマンスにも違いが出てくると考えられます。
まとめ
今回は新製品のANTENNA MAXについて紹介いたしました。
現時点でANTENNA MAXに対応しているルーターはMAX BR1 Mini シリーズ(LTE/LTE-A/5G)とMAX Transit Duo Proのみとなっております。
他にも、Peplink製品でこんなことをやってみたい!こんな製品が欲しい!というアイデアがありましたら、是非お気軽にご相談ください。
Peplinkの幅広い製品群で、海上や山間部、混雑した会場などにおける快適なネットワーク構築をお手伝いいたします!