世界中で選ばれる!Peplinkルーターの対応力と海外事例を紹介

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Peplink海外事例

現代のネットワーク通信環境は、トラフィック増加に伴いますます複雑化しています。

特にグローバルに事業を展開する企業や海外でのプロジェクトに取り組むエンジニアにとって、
「安定した通信環境をいかに確保するか」は避けて通れない課題ですよね。

そんな中、世界中のユーザーに支持されているのがPeplinkルーターです。

場所や回線種を選ばずネットワークの冗長化を実現できる柔軟性は
国内外問わず多くの企業やプロジェクトで評価されています。

本記事ではPeplinkルーターが持つ通信対応能力(ボンディング・グローバルSIM対応・その他)や、
実際に海外で活用された成功事例について詳しく紹介していきます。

Peplinkルーターの基本性能と対応力

Peplinkルーターは、多拠点ネットワークやモバイル通信環境で
高い信頼性を誇るルーターソリューションです。

日本国内でも移動体、映像配信で多くの実績があります。

主な特徴

マルチキャリア対応

複数の通信キャリアのSIMカードを使い分けることで
地域を問わず安定した通信を確保することが可能です。

グローバルSIMにも対応しており、光回線、Starlinkといった
回線種にとらわれない運用が可能なデバイスとなっています!

SpeedFusion技術

複数回線を束ねることで、通信途切れを防止。
パケットを複製して送信する設定を用いればパケットロスのカバーも可能です。

InControl2

クラウドからPeplinkデバイスの遠隔一括管理が行えます。

Peplinkデバイスの管理画面に遠隔で入ったり
Peplinkデバイス配下(LAN)の機器に遠隔接続したりなど様々な機能を有しています。

これらの機能によりPeplinkルーターは
場所を選ばずに安定したネットワークの実現に役立ちます。

特にネットワークの不安定さが業務に大きく影響するプロジェクトでは
存在感が際立ちます。

次に海外ではどのような活用事例があるのか見てみましょう。

海外成功事例

事例1:船舶【Starlink×海洋】

引用元:Motor Yacht Experiences a Connectivity Surge After Switching to Peplink

豪華モーターヨットのオーナーとその運営チームは
海上での通信環境に課題を抱えていました。

美しい海を巡る旅の中でも
ゲストに快適なインターネット接続を提供することは
現代の高級ヨットサービスでは欠かせません。

これまでは不安定な接続や通信速度の遅さが課題となり
特に航海中のリモート作業やエンターテインメント用の
ストリーミングが十分に対応できない状況でした。

さらに複数のゲストやスタッフが同時にインターネットを使用すると
ネットワークが逼迫するという問題も発生していました。

この課題を解決するために、Peplinkのソリューションを採用。
多数のWAN接続を効果的に統合し、通信の安定性と速度を向上させました!

またSpeedFusionテクノロジーを活用することで
異なるネットワークの冗長性を確保しつつ途切れることのないシームレスな接続を実現しました。
※多数のWAN接続の統合には送信側と受信側にPeplinkデバイスが必要になります。

Peplinkを導入したことで、以下のような結果が得られました。
  • 通信速度が劇的に向上し、ゲストやスタッフが快適にインターネットを利用可能に。
  • 接続の安定性が確保され、航海中でも途切れないネットワークを提供。
  • オーナーとゲストから高い評価を得ることができ、運営チームの満足度も向上。

事例2:ドローン【移動体×遠隔管理】

引用元:Peplink in Midair: Seamless Live Streams & Communications for Avy Drones

オランダを拠点とするドローンメーカーAvy
空中でのライブストリーミングと通信において
新たな課題を解決するためにPeplinkのソリューションを採用しました。

Avyは人道支援や環境保護といったミッションに
特化した高性能ドローンを提供しています。

Avyのドローンは、遠隔地や過酷な環境でのミッション中に
リアルタイムでのデータ共有と映像配信が求められていました。

しかし空中での通信は、信号の途切れや帯域不足といった課題に直面しており、
ミッションの成功に影響を及ぼしていました。

この課題を解決するために
AvyはPeplinkのMAX BR2 Microを導入することで
SpeedFusionテクノロジーを活用し、以下の結果が得られました。

  • 複数のモバイルネットワークを統合して、信号の途切れを最小化。
  • 帯域幅の最適化により、高解像度のライブストリーミングを可能に。
  • ドローンのミッション中にシームレスな通信を確保。
Peplinkの導入により、Avyは以下の成果を得ました。
  • 空中での通信の安定性が飛躍的に向上。
  • ミッション中のライブ映像配信がスムーズになり、現場での意思決定が迅速化。
  • ドローンの運用効率が向上し、重要なミッションの成功率が向上。

様々な場面で安定したネットワーク構築が行えるPeplinkルーターですが、
「世界中どこにでも持っていけるのか?」というご質問も頂きますので
その点について見ていきましょう。

日本で購入したPeplinkルーターは海外利用に使えるのか

Peplinkルーターはその高性能と柔軟性で世界中のユーザーに支持されています。

さらに国際的な使用を想定して設計されているルーターが多く、
モデルによっては複数の国や地域の周波数帯に対応しており、グローバルな利用が可能です。

しかし日本で販売されているモデルを
「そっくりそのまま海外で使用できるか?」というと制約があります。

その理由は、主に以下の通りです。

周波数帯の違い

各国で通信に許可されている周波数が異なります。

日本版Peplinkルーターは日本の規制に従い
国内で許可されている周波数帯に対応しています。

そのため一部の周波数帯は海外では利用できない場合があります。
海外のSIMカードを利用する場合
モジュールが海外の周波数に対応していない可能性があるため事前の確認が重要です。

認証の差異

IT機器の認証は各国で異なります。

  • 日本では技適(技術基準適合証明)等
  • アメリカではFCC(Federal Communications Commission)等
  • シンガポールではIMDA(Infocomm Media Development Authority)等

弊社では日本国内の技適認証に対応可能ですが
各国の認証取得については対応が難しい状況です。

また日本では無線機器に接続されるアンテナにも「技適認証」が必要であり、
許可されたアンテナのみを使用しなければなりません。

このためPeplink製品のソフトウェア自体は柔軟な設定変更が可能であっても
海外に持ち込んで使用するのは法律の観点から困難な場合がございます。

では、どうすれば良いのでしょうか?

海外でPeplinkルーターを使用する場合、現地で販売されているモデルを購入することをお勧めします。
各国の代理店は下記より確認ができます。

もちろん日本国内での使用であれば、我々CASOにご相談ください。

Peplinkルーターの対応力は
日本国内での運用においても多くのメリットをもたらします。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本記事では、世界中で選ばれているPeplinkルーターの
対応力と海外事例の紹介をさせていただきました。

海外では日本ほどネットワークが安定していない環境ということもあり
Peplinkルーターは積極的に導入されています。

日本でもStarlinkと組み合わせた使い方や
移動体での運用に注目が集まっている状態です。

この記事では海外事例を中心に紹介していますが
日本国内での導入事例に関する記事も準備中です。
公開次第リンクを追加する予定ですので、ぜひご期待ください!

使い方などのHowToに関しても
記事を作成する予定ですので、ウォッチして待っていただけたらと思います。